なぜ?中日は岩崎翔を金銭トレードでオリックスに移籍させたのか 評論家も驚き「中継ぎ投手は何人いてもいいはず」

 オリックスは30日、中日の岩崎翔投手(35)を金銭トレードで獲得したことを発表したが、なぜ中日はオリックスの求めに応じたとみられる岩崎の移籍を容認したのだろうか。

 岩崎は21年オフに又吉の人的補償でソフトバンクから中日に移籍。23年にトミー・ジョン手術を受けたが、今年4月1日の巨人戦で4年ぶりの勝利を挙げるなど、今季は4試合に登板して1勝0敗、防御率2・08の成績を残していた。

 中日の救援陣は昨オフ、守護神のマルティネスが巨人に移籍する痛手を負ったが、今季は昨年までセットアッパーを務めていた松山が守護神に座り、ここまで22試合に登板して0勝0敗18セーブ、防御率2・08の成績を残している。

 中継ぎ陣では自己最速の160キロをマークした勝野、清水、マルテ、藤嶋、祖父江と、右投手の陣容は豊富だと言える状況ではある。だが、90試合以上を残し、不測の事態も想定しなければならないペナントレードをにらめば、岩崎を金銭トレードでオリックスに移籍させることは、中日側にどれほどのプラスをもたらすのかは容易に推測できない。

 交換トレードではなく、金銭トレードという形になったことから、マチャド、古田島、川瀬、博志ら右の救援陣に安定感を欠くオリックスの求めに応じたと思われるが、阪神OBの中田良弘氏は「交換トレードなら、お互いにメリットがあるんだろうなと思うけど、金銭トレードって聞いて、これは中日にどんなメリットがあるのかなと考えたよ。やっぱりアクシデントがあった時に中継ぎは何枚いてもいいし、まして今は先発が100球ぐらいで降板して、中継ぎに頼ることが多い。しかも、その中継ぎも3連投を避ける傾向にあるから、人材は多い方がいいと思うんだけどな」と今回のトレードについて私見を述べた。

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