巨人・戸郷が今季2度目の2軍落ちへ 「一回抹消を考えている」と杉内コーチ 「甲子園を投げる予定だったが、そこは違う投手で」
「巨人0-5西武」(22日、東京ドーム)
5回6安打3失点で今季6敗目を喫した先発の戸郷について、試合後に巨人・杉内チーフ投手コーチが「一回抹消を考えている。もともと甲子園を投げる予定だったが、そこは違う投手でやりくりを考えている」と明らかにした。
この日の戸郷の投球については「制球がアバウトだった。真っすぐもアバウト」と評価し「曲がり球もカウントを整えられないから苦しい。平行カウントとカウントが悪い時にスライダーとカーブでカウントが整えられない。真っすぐに絞られる。そういう感じ」と説明した。
戸郷はこの日4四死球と制球が定まらなかった。ファームでの調整方法について杉内コーチは「2軍だと抑えちゃう。判断が難しい。違った形で2軍では投げさせようかと思ってる。テーマを持って」とし、具体的には「出力を上げた中で制球良く。もともとアバウトなピッチャーだが、スライダー、カーブをゾーン内に投げる精度。真っすぐをある程度コースに投げられるようにすること」と課題を挙げた。
戸郷は当初、リーグ再開2カード目、7月1日からの阪神3連戦で登板予定だったが回避することに。「本人が一番悔しいでしょうけど」と杉内コーチは話し、代役の先発については「だれか考えます、そこは」とだけ。田中将大投手になる可能性を問われると「どうでしょうね」と言葉を濁した。