広島・新井監督「腹に据えかねるものがあった」藤川監督とのメンバー表交換に初言及 1カ月前の死球巡り遺恨「これでもう終わりです」

 「阪神3-1広島」(18日、甲子園球場)

 広島・新井監督が阪神・藤川監督とのメンバー表交換で不穏な空気が漂っていた一件について、初めて言及した。

 この日、両指揮官は試合前のメンバー表交換で今カード初めて目を合わせ、あいさつを交わした。ホームベース上で目を合わせガッチリ握手。互いに頭を下げる姿に、スタンドからはどよめきと拍手が起こった。

 試合後、新井監督は前日までの2試合で視線を合わせなかったことに初言及。前カードでの死球を巡る一件に触れ、「前回ああいうことがあって、こちらとしては謝罪もしていたけど、ああいう風にこられたら。自分もチームを預かる者として、年長者として、腹に据えかねるものがあった」と理由を明かした。

 死球を与えたのはルーキー岡本だったこともあり、「ルーキーだしね。外の変化球がすっぽ抜けてしまったので、そこについても謝罪はしていたんだけどね」と説明。広島ベンチからヤジなどがあったのか問われ「それは一切ないです。一番近くにいた坂本くんが一番分かっていると思います」と強調した。

 続けて、この日は目を合わせて挨拶したことに「いつまでもとは思ってなかった。私がとった行動で不快になられたり、心配した方には申し訳ない。これでもう終わりです」と、語った。

 伏線となったのは4月20日の対戦で、広島・岡本が阪神・坂本の頭部へ死球を当て、藤川監督が激怒。警告試合となり、それ以来の対戦で不穏な空気が流れていた。

 16日の初戦はメンバー表交換で藤川監督が頭を下げる中、新井監督は視線を合わせることなくベンチへ戻った。第2戦は審判団と握手を交わした後、今度は藤川監督が先に引き上げていた。

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