新横綱・大の里の太刀持ちは高安 「快くやってくれると言ってくれた」二所ノ関親方が感謝 露払いは竜電
大相撲の第75代新横綱大の里(24)=二所ノ関=が29日、茨城・阿見町の部屋で綱打ち、雲竜型土俵入りの稽古に臨んだ。
早朝から琴桜、高安、玉鷲、王鵬ら二所ノ関一門の関取20人以上が参加。完成した綱を締めた大の里は、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)から雲竜型土俵入りの指導を受けた。
30日の明治神宮土俵入りでは太刀持ちを高安、露払いを竜電が務める。
親方は弟弟子だった高安について「快くやってくれると言ってくれた。僕の時も明治神宮でやってくれたし、大の里にいろいろ教えてくれると思う」と感謝した。大の里は「最初に聞いてビックリしました。ありがたいですね」と話していた。
高安は25日の優勝パレードでも大の里の旗手を務めた。高安は3月場所では大の里に敗れて初優勝を逃すなど、過去9度千秋楽でV逸。SNSでは相撲ファンから「高安関の人柄に涙出そうになるわ…」、「いつの日か高安が優勝したときは大の里が旗手を…」などと注目を集め、大の里自身も「高安関の心の広さというか、改めてまた胸に来ました。『おめでとう』と声をかけてくれました」と語っていた。