西郷真央 42位発進も「評価できる」メジャー女王初戦 巻き返して後半3連続バーディー

 「米女子ゴルフ・ブラックデザート選手権・第1日」(1日、ブラックデザート・リゾートGC=パー72)

 前週シェブロン選手権でメジャー初優勝を果たした西郷真央(23)=島津製作所=は70で回り、首位と7打差の42位だった。山下美夢有は69で29位。渋野日向子、竹田麗央、勝みなみ、岩井千怜も70で42位。畑岡奈紗と馬場咲希は71で65位、古江彩佳と西村優菜は72で86位だった。岩井明愛と笹生優花は74で109位、吉田優利は75で121位と出遅れた。63をマークしたユ・ヘラン(韓国)がトップ。

 メジャー覇者として臨んだ初日は2アンダーで回った。前半に1オーバーだった西郷は後半で巻き返し「だらだらとスコアを落とさなかった。そこは評価できる」とうなずいた。

 序盤の3、4番で連続ボギー。5番も1メートル半を決められなかった。「がっくりきた」。それでも6番で6メートルを沈めて流れをつかむ。後半は12番から3連続でバーディーを奪取し「チャンスをつくったところでバーディーが取れた」と納得顔だった。

 メジャー初制覇が米ツアー初勝利となった。1番ティーでは「ツアーウイナーと呼ばれるかと、めっちゃ楽しみにしていた」と笑わせた。残念ながらアナウンスは名前と出身地だけ。期待は外れ「プレーに集中するしかなかった」と苦笑いだった。

 メジャー優勝経験者のリリア・ブ(米国)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)と同じ組で回った。プレー中は2人に話しかけられた。23歳の女王は「仲間に入れてもらえている感じがうれしかった」と初々しく喜んだ。

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