女子ゴルフ 中日・涌井らプロ野球選手の激トレで心身充実 稲垣那奈子が上位を快走
「女子ゴルフ・リゾートトラスト・レディース・第2日」(30日、グランディ鳴門GC36=パー72)
5アンダー、3位からスタートした稲垣那奈子(24)=三菱電機=は2バーディー、1ボギーと手堅くまとめて上位をキープした。
前半はノーバーディーで「ピン位置が難しくて、チャンスでも一つも入らなくて…」とフラストレーションを感じながらも10、14番でバーディーを奪い、1打へこませた。
16番パー5ではティーショットを17番グリーン手前のバンカーに。「(ライが)左下がりだったので、木を超えるのが難しいと思って」と、16番に戻すことをあきらめ、2打目は17番ティーグラウンド方向へ。
そこから144ヤード、林超えの3打目を16番グリーン、ピン手前7メートルにつけ、2パットの“ガッツパー”と踏ん張った。
ピンチでも動じない理由に挙げたのが、オフのトレーニングだ。この3年、恒例となっている中日・涌井らプロ野球選手との10日間の合宿。
シャトルラン、ダッシュなど走ること中心のメニューで練習後は「立つのがやっと」というくらい追い込む。
プロ2年目。「体力が必要」と痛感したことで取り組んできた合宿ではあるが、今回は肉離れも起こすほど厳しい内容で「へこたれなくなりました」と大きな副産物も得た。
数少ない早大出身プロであり、野球のエッセンスも取り入れるアスリートゴルファー。決勝ラウンドも突き進む。