徳永歩が闇夜?の特訓生かし“短尺”パターで予選突破
「女子ゴルフ・宮里藍サントリー・レディース・第2日」(13日、六甲国際GC=パー72)
ツアールーキーの徳永歩(19)=センコーグループホールディングス=が、予選カットが予想されるイーブンパーからスタートし、5バーディー、1ボギーの68と通算4アンダーにまで伸ばし「目標でした」という予選通過を、ホールアウト時点で確実なものにした。
前日は3バーディー、3ボギー。「チャンスで入れられないパットが多かった」と振り返る徳永。
ホールアウト後は、ショット練習から、練習グリーンへ。これまで33インチだったパターを「最近になって、30・5インチに」と、シャフトを約6センチも短くしたパターを手になじませるべく、黙々とボールを転がし続けた。
終わったころには完全に日が沈み、他に残っている選手は誰もいなかったが、徳永は「ホールアウトが遅かったからですよ」と事もなげに振り返った。
それでも、そうした努力はこの日のグリーンで生きる。なじんできた“短尺パター”は「いい前傾姿勢ができるし、懐にも余裕ができて」と、5つのバーディーを量産した。
「予選通過できたので、1個でもスコアを伸ばして、今季はシード、できればどこかで優勝したいですね」と、やや控えめな目標に向かって、ひたむきに進んでいく。