「THE SECOND」優勝芸人、将来を絶望した瞬間告白「これ何してんの?」 月収3~4万、朝4時までバイト、同期は売れっ子…
お笑いコンビ・ツートライブの周平魂が1日放送のフジテレビ系「ボクらの時代」に出演。下積み時代、将来を絶望した瞬間を告白した。
この日は、相方のたかのり、お笑いコンビ・ガクテンソクの奥田修二、よじょうと出演。結成16年以上のコンビが出場できる「THE SECOND」で今年優勝したツートライブと、昨年優勝したガクテンソクがトークを繰り広げた。
奥田が「この18年で辞めようはなかった?解散しよう、辞めようはなかった?」とツートライブの2人に質問。たかのりは「この2人では、ないですね」と即答したが、周平魂は「1日だけ…、これたかのりにも言ってなかった。1日だけエアポケットみたいな辞めそうになった瞬間だけあるんですよ」と切り出した。
当時は駐車場でバイトしていたといい「ホンマ、狭い駐車場で、箱ん中で真冬で寒いんですよ。ホンマひもじい。最後はお客さんも来おへんし。許可も得て、ネタ書いたりしても、ええ状態だったんですよ」と売れないころの生活を振りかえった。当時の月収は「俺、結婚もしてたから、3~4万かな」という極貧生活。深夜1時までのバイトで最後はタイムカードを押して自分で鍵を閉めて帰る毎日だったという。
ある夜、「『何か明るいな』ってなったんですよ。そしたら4時半だったんですよ。『ホンマ、これ何してんの?』って思ってきたんですよ」と急に不安が込み上げてきたという。「毎月、新ネタ6本のライブでやって。箸にも棒にもかからん。賞レースも何もひっ掛からん。ほんで同期の尼神インターとかバンビーノは売れてるみたいな。今までそこまで比べたことなかったんですよ。今もそうなんですけど、その1日だけ、むっちゃ比べてしまったんですよ。あいつらはテレビとか出てる。俺はこの小屋で何してんの、これ?」と突然、絶望感に襲われたと告白。腹が減っても、コンビニでうまい棒2本とかでしのぐみたいな生活で、「これ、やばいやばいってなって。ずっと、うっすらと暗闇の中に一瞬だけ光があったのが、消えたのが見えたんですよ」と回想した。
翌日もそんな気持ちを引きずったまま、普段は行かない本屋に吸い込まれるように入ったという。「(本屋の)奥の方から誰かに見られてるんですよ。岡本太郎さんが、ずっとこっちを見てるんですよね。『自分の中に毒を持て』っていう本が。それすぐ買って読んで。ほんで耐えたって感じですよ」と岡本太郎氏の著作を読んで、今までの自分は間違ってなかったと悟り、救われたと明かした。