本社主催 第14回「デイリースポーツ青少年将棋大会」 関東大会
本社主催イベント「第14回デイリースポーツ青少年将棋大会 関東大会」(後援=公益社団法人日本将棋連盟、協賛=ロート製薬株式会社、株式会社文明堂神戸店、トーラク株式会社、左海醤油工業株式会社、株式会社ロッテ、テーブルマーク株式会社、サントリーホールディングス株式会社)が5月18日に東京・江東区文化センターで行われ、幼児から高校生までの計144人が熱戦を繰り広げた。年代・階級ごとに分かれた5クラスそれぞれの入賞者には、壇上で大会審判長の藤田一樹日本将棋連盟指導棋士より、表彰状、メダル、記念品が手渡された。また、参加者全員に協賛社よりお土産が渡された。
5クラス144人が真剣勝負!
永井英次デイリースポーツ常務取締役のあいさつに続き、昨年の高校生クラスを制したN高等学校2年・三好剛瑠さんによる選手宣誓で対局開始。心地いい駒音が会場に響き渡る中、それぞれの参加者が優勝への一手を指した。
ディフェンディングチャンピオンとして連覇を狙う三好さんは、予選で一度は屈したライバルを相手に準決勝でリベンジ。続く決勝は、研究手から外れ「未知の将棋になった」と展開を振り返りつつも、正確無比な指し手を続け連覇を達成。「埼玉県の高校大会で代表になり、まずは直近の高校竜王戦を頑張りたい」とさらなる高みを見据えていた。
中学生クラスを制したのは、アマの強豪が集う蒲田将棋クラブで腕を磨く三島市立南中学校1年・芹澤一嶺さん。「指し慣れた形に持っていくことができた」という言葉通り、得意だという旧型雁木から自分のペースへと持ち込み、並み居る上級生たちを次々と撃破。今後は、八代弥七段を目標に、プロ棋士を目指す。中央区立月島第二小学校5年・深田翔さんは、昨年までの予選敗退の悔しさを胸に無傷の4連勝を飾り、小学生クラスを優勝。「危ない戦いも多かったけど、最後まで諦めず指し、優勝できてよかった」と胸をなでおろした。
交流クラスAの最優秀賞は、棋心支部調布教室などで腕を磨く狛江市立狛江第六小学校4年・稲垣信輝さん。決勝は「あまり研究していない戦法だった」と苦戦を強いられながらも、何とか押し切り勝利。一流棋士となるべく、まずは目標を「初段」に設定した。
将棋歴わずか1年未満ながらも、居飛車を基本とした戦法で、見事交流クラスBを制したのは、昭島市立拝島第三小学校2年・石田智久さん。服部慎一郎七段への憧れを胸に、「プロ棋士になる」と今後の目標を語った。
◆大会審判長の指導棋士四段・藤田一樹氏による講評◆
「今年もハイレベルな戦いが繰り広げられましたが、プロの将棋をよく勉強しているな、というのが大きな印象。古い形ではなく、“新しい形”へと対応を変えている点が特に目に付きました。プロでもありそうな将棋がたくさん行われていて、とてもスリリングな対局が多く、非常に感心しました」
◆藤田一樹(ふじた・かずき)1988年12月21日生まれ、大分県出身。2001年、奨励会入会。2014年、12年半在籍した奨励会を二段にて退会。日本将棋連盟指導棋士四段。
・大会全参加者(144名※敬称略)
【高校生クラス】
三好剛瑠(優勝)、鈴木大喜(準優勝)、平山里樹(三位)、藤本修己(三位)、徳永研吾、末澤瑞規、松原育真、カーワー真秀、小西春輝、小平優汰、鳥越圭吾、梶谷旺資、西嶋悠太、武田光生、永田悠太郎、島崎拓弥、岡田大知、=計17人
【中学生クラス】
芹澤一嶺(優勝)、奥田歩穂(準優勝)、高橋凛久(三位)、土山敬大(三位)、松川知真、平野幹樹、柳井義行、佐々木陽都、石田敬新、丹内蓮介、栗本進也、大澤秀吾、大塚悠生、中澤奏太、鶴岡侑、山本春馬、桐山弘睦、中島碧惟、大森一輝、梶皓成、斑目遼介、平田晴大、野上和真、佐々木虹、西垣優日、村松健心、平山伊織、高橋嶺司郎、細井俊輔、村田元規、福田啓悟、村上かなで、関拓真、玉木聡介、玉井悠人=計35人
【小学生クラス】
深田翔(優勝)、西原康文(準優勝)、高井椋介(三位)、堤太一(三位)、佐藤俊成、藤澤篤寛、石川天武真、赤梅良太、平田晃史、佐藤瑶暉、秋山譲、松木直太朗、中野竣太、山地泰史郎、佐藤恭佑、岩津篤昌、村上あおい、蘇武航平、宮野智輝、北澤初音、大河内崚平、高津礼音、織戸航、織戸駿、佐藤望、池上岳、川上嵩揮、小谷遼真、菅原諒、渡邊陽向子、倉田龍、高島理玖、粟田口朝耀、二階堂宏音、大渕直翔、大渕航太、梅澤柚彦、原田遼平、畑俊太郎、荒田麗王、川上綸ノ輔、中村優一、早川航晴、鈴木零、島田一生、森麻紘、三輪聡、小町知幸、高城実敏、高城敏太郎、渡辺陸仁、山川慶、小野岳飛、森岡佑一郎、福嶋陽希、大城健太郎、阪田旭、野口諒真、山田悠文、須田陽向、来住純之介=計61人
【交流クラスA】
稲垣信輝(最優秀賞)、藤田深想(優秀賞)、島田蛍、植草瑛太、園田海翔、河合祐希、原田恭輔、鈴木六徳、風見新、福岡美侑、中元悠人、大木有紗、田中昊汰、落合洋仁、岸本浩貴、大谷舷、岩崎有真、吉本実文、山田佑=計19人
【交流クラスB】
石田智久(最優秀賞)、田代陸人(優秀賞)、佐野結晟、松本妃珠、松本青龍、阿部一華、鈴木柊馬、風見岳、渡辺泰地、大和肇、笹島さら、熱田怜=計12人