J1町田 首位鹿島撃破! Jリーグでホーム通算100勝達成 黒田監督「最後まで粘り強く戦ってくれた」
「明治安田J1、町田2-1鹿島」(21日、町田GIONスタジアム)
首位鹿島は町田に1-2で屈し、勝ち点41から伸ばせなかった。町田は同31。前半にFW相馬勇紀(27)とDF岡村大八(28)がゴールし、逃げ切った。神戸は川崎に2-1で勝ち、C大阪は東京Vを2-1で下した。岡山は横浜Mに1-0で勝利した。福岡は3-2で新潟との点の取り合いを制し、勝ち点29とした。新潟は同19のまま。名古屋は清水と1-1、柏は京都と3-3で、いずれも引き分けた。
町田は鹿島対策を実らせ、会心の内容でJリーグでのホーム通算100勝の節目を飾った。過去最多の1万3828人が集まった本拠地で、高強度のプレスやセットプレーといった強みを発揮して首位チームを撃破。黒田監督は「最後まで粘り強く戦ってくれた」と選手をたたえた。
序盤から押されて敗れた前回対戦の反省から「前半から勢いを持っていこうとの狙いがあった」とMF林。前半6分、敵陣で相手が処理し損ねた球を左ウイングバックの林が高い位置で奪う。相馬の先制点をアシストし、出ばなをくじいた。
同34分にはロングスローを警戒して下がった相手の守備ラインの裏をかいた。林が短くスローインを始めて揺さぶり、MF下田のクロスを岡村が頭で合わせて加点。岡村は「ミーティング通りのプレー」と、してやったりの表情だった。
PKで1点を返されたが、3月以来の先発だったDF菊池や岡村らを中心としたマンツーマン気味の守備は堅かった。「後期は全勝するつもりでやっている」と菊池。後半戦を2連勝発進としても満足する様子はなかった。