江藤氏の地元宮崎でも非難相次ぐ 「辞任当然」「情けない」
江藤拓農相が「コメは買ったことがない」との自身の発言の責任を取り、石破茂首相に辞表を提出し受理されたことを受け、江藤氏の地元・宮崎県では21日、有権者から「辞任は当たり前だ」「変な受けを狙うからだ。情けない」と非難の声が相次いだ。
江藤氏は支援者からもらったコメが「売るほどある」との自身の発言について「宮崎弁的な言い方でもあった」と釈明していた。日向市の無職生田勉さん(77)は「そういう言い回しをすることはあるが、宮崎弁ではない」とあきれた。同市の70代主婦は「コメは主食であり、お金と一緒だ」と断じた。
自民党宮崎県連からは夏の参院選への影響を懸念する声が上がった。山下博三副会長は「失ったものは大きい。選挙は厳しくなるだろう」と述べた。
自民県連幹部は「参院選に万が一のことがあれば、保守王国・宮崎が揺らぐ。急ぎ万全の態勢で臨めるようにしたい」と語った。別の幹部は「今は選挙で戦えるような状況ではない」とうなだれた。