阪神 才木浩人の人柄にじんだワンシーン ピンチ切り抜けた後輩左腕に「ごめん!」及川の応え方も秀逸 雰囲気の良さ感じさせる投手陣
「阪神1-0DeNA」(27日、倉敷マスカットスタジアム)
先発した阪神の才木浩人投手は七回途中無失点で降板。ピンチを招いてマウンドを降りる形になったが、2番手の及川がピンチを切り抜けてベンチに戻ってくると人柄をにじませたシーンがあった。
七回、才木が先頭のバウアー、続く桑原に連続四球を与えて無死一、二塁のピンチを作った。牧には左中間へ痛烈な打球を許したが、中堅・近本が好捕。ここで藤川監督がベンチを出て投手交代を告げた。才木の球数は117球となっており、ギリギリまで奮闘した末のスイッチだった。
ここで2番手の及川は佐野に対した2球目で痛恨のワイルドピッチ。走者が二、三塁となったが、ここから連続三振でピンチを脱出。するとベンチから歩み出てきた才木は後輩左腕に手を合わせて謝罪ポーズ。及川も白い歯をこぼし、才木が合わせた手にグラブタッチした。
才木と及川は3歳差。「しんどい場面でしのいでくれた及川に感謝です」と先輩が自ら頭を下げて自分が残したピンチを切り抜けてくれた感謝するシーンは投手陣の雰囲気の良さを感じさせた。
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