新体操代表で「威圧的指導」か 選手訴えも村田強化本部長続投

 新体操の複数の日本代表選手が村田由香里・日本体操協会強化本部長(43)から威圧的な指導を受けたとして、同協会に被害を訴えていたことが19日分かった。協会は調査で村田氏の言動や男性トレーナーによるセクハラ疑惑を把握。村田氏を一時的に休養させ、監督責任の不備で厳重注意した。「選手はパワハラ認定や罰することを望んでいない」とし、17日に続投を発表していた。

 複数の関係者によると、村田氏は練習中に怒鳴ったり、ミスがあった選手を「何で失敗したの」と叱責(しっせき)したりしてきた。精神状態が悪化して代表チームを離脱した選手もいるという。強化体制を問題視した4選手が、合宿中だった東京都内の強化拠点から2月に「脱走」を図っていたことも判明。協会は、休養中の村田氏が大会や代表選考会で不在だった理由を、対外的には「(村田氏と協会の)強化方針の不一致」と説明していた。

 五輪2大会に出場した村田氏は2021年の東京五輪後に強化本部長に就任。昨夏のパリ五輪で日本は初めて団体、個人ともに出場権を逃した。

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