【競輪】平原康多の引退発表に様々な反響 吉田拓矢「競輪を教えてもらった師匠のような存在」
競輪界を長くけん引してきた平原康多(埼玉)の引退が明らかになり、トップ選手が大挙参戦した青森競輪の全プロ記念競輪出場メンバーからは様々な反響があった。
今年のダービー王となった吉田拓矢(30)=茨城・107期・S1=は昨年のダービーで平原を優勝へ導いた。「きょうの朝知って、連絡をさせてもらいました。簡単に言い表せないけど、デビューしてから競輪を教えてもらった師匠のような存在。それがあるから今があると思います。(引退は)まさかという感じで、休んでいたので気にはなっていたけど、引退されるとは思っていなかったです。真杉とともに関東を引っ張っていければ。ゆっくりしてほしいですね」
関東の名コンビをして何度も連係してきた真杉匠(栃木)は「(神山)雄一郎さんに続いて、寂しいですね。気を引き締めていかないと、失格している場合じゃないですよ。ヨシタク(吉田拓矢)と関東を底上げできれば。あれ(日本選手権)が最後(の連係)だったのかあ…」
同期の岩津裕介(岡山)は「同期で目標になる選手。残念ですね。もうちょっと頑張ってほしかったという気持ちはあります。でも、苦しかったと思う」
平原の番手から記念優勝もある諸橋愛(新潟)は「寂しい。人間として生きていると言うか、小さいことを気にしない、魅了される、惹かれる存在。そういう人間だから悲しむ人も多いと思います」
平原の地元・大宮記念で連係のある深谷知広(静岡)は「デビューした時に一番強い選手。前を任せてもらった時は色々な要因はあったと思うけど、認めてもらったような感じでうれしかった。近くで苦しんでいるところを見ていたので、ゆっくり休んでほしいです」
昨年のG1・寬仁親王牌とG3・京王閣記念で連係した新山響平(青森)は「自分は初めてG1に出た時に付いてもらえず単騎だったけど、去年2回付いてもらえてうれしかったですね。もう会えなくなるわけではないので」