阪神2軍 照明ダウンで交流試合が異例のノーゲーム 平田2軍監督が涙の徳島IS社長励ます「気持ちは伝わってきた」「一生懸命やってくれた」

 外野の照明が落ちたむつみスタジアム(撮影・滋野航太)
 照明が落ち、薄暗くなった球場
 急きょ行われたハイタッチ会に参加した平田2軍監督
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 「ファーム交流戦、四国ILp・徳島(ノーゲーム)阪神」(28日、むつみスタジアム)

 試合中に照明が落ちるアクシデントが起き、復旧することができずノーゲームとなる珍事が起こった。

 徳島1点リードの四回、阪神の攻撃、無死一、二塁の場面で突如照明が消えた。スタンドのファンもざわつく中、場内アナウンスで「照明の不具合により中断しています。試合再開までしばらくお待ちください。復旧の電源は入りましたが、時間がかかります」と説明。薄暗い球場となり、中断を余儀なくされた。

 むつみスタジアムの照明はLEDではないため、再点灯に時間のかかる事態になった。するとスタンドから「頑張れ照明」というコールがわき起こる珍事となった。しかし外野の照明が完全復旧できず、試合はノーゲームに。スタンドから怒号が飛んだ。

 球場責任者は場内アナウンスで「原因がはっきり分からない状況です」と経緯を説明した上で「すみません」と謝罪した。徳島インディゴソックスの南球団社長は「きょうの試合を中止させていただき、きょうの分のチケットに関しては返金させていただきます。随時、お客様を誘導させていただきます。本当に申し訳ないです。楽しみにしていただいたのに」と声を震わせ、涙を浮かべていた。

 その後、平田2軍監督が南社長の肩に手を当てて励ますシーンも。「本当に楽しみにきてた徳島のファンの方にとっては残念だけど、主催者のみなさんは一生懸命やってくれた。これはしょうがないアクシデントなので。主催者の方は必死だよ。気持ちが伝わってきた」と語り、「椎葉と工藤が2年続けてタイガースに入っているチーム。こういう交流をやることと、徳島のファンの方達の裾野を広げるのが目標なんで。残念です」と心境を明かした。

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