【ボート】19歳の仲本舜がトップレーサー目指し日々精進

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 5月10~15日の児島一般戦に出場していた仲本舜(19)=福岡・130期・B1=の経歴に興味を持ったので、ここで紹介したい。初日の出走表を見ていてビックリした。130期といえば、今年でデビューから4年目を迎えている。それなのに年齢は19歳なので、私の頭の中で?が浮かんだ。

 早速、ピットで本人に話を聞いてみると中学を卒業してすぐにボートレース養成所に入ったとのこと。沖縄には公営ギャンブルは何もなく、ボートレースを知らない人も少なくないと思うが、「父がボートレースを知っていて進められ、おもしろそうだと思った」そうだ。その父も「競馬しかしない。船関係(ボートレースとは全く無関係)の仕事をしていたので、ボートレースの存在だけは知っていた」らしい。

 2022年5月の福岡でのデビュー戦当時は16歳。養成所を出てすぐに、一人で福岡に住み始めた。初勝利は2023年8月のからつで、そこまでに1年を要した。ちょうど3年間走って、ここまで19勝を挙げているが、本人は「まだ19勝だけ」と現状に満足はしていない。

 4年目を迎えた現在は「師匠がいない分、自分でいろいろしないといけない」と同支部の先輩にアドバイスをもらいながら、上達する方法を模索している。いずれはS力も磨いていかなければならない時は来るが、「1着より大敗を減らすこと」を意識して競走に臨んでいる。6着がなくなれば1着が取れなくても得点がまとまり、勝率も上がる、もちろん予選突破できる可能性も高くなるからだ。実際に今回の児島では4日目の前半は逃げ切り1着で、後半11Rで4着までに入れば条件クリアというところまでいったが、1周1Mで展開がなく6着で、惜しくも予選突破はならなかった。「悔しい」と唇をかんだが、この経験を次に生かして、どんどんステップアップを図っていけるように期待する。これからも各地を走るのを注目していきたい。(児島ボートレース担当・黒岡浩二)

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